2005年6月27日
by Panasonic DMC-LC1
ペンギンはみんなの人気者、お調子者。
カメラの前に来て、「はい、ポーズ!」
家族連れに向かって「はい、ポーズ!」
見る者、見られる者。
どっちがどっちだろ?
やって来る人間達、老若男女問わず顔を上げて見つめてゆく。
「ああ、触りたい・・・」
思ってることが顔に浮かび上がってる。
もうちょっと…もうちょっと手を伸ばせば、至福の感触を得られるというのに・・・
触りたい!
でも触っちゃダメです、お昼寝中。
人の視線を物ともせずに、
悠々と構えるトラその視線の先にある物は
獲物の幻?
「踊り子さんには手を触れないでください!」
(子供)ママー、クマさん動かなーい。
(クマー)『・・・・・・・・・・・・・』
どーしてー?
『・・・・・・・・・・・・・』
つまんないのー
『・・・・・・・・・・・・・』
アザラシ、見にゆこーっと。
(おっさん)おい・・・
(クマ)『・・・・・・・・・・・・・』
起きろよ
『・・・・・・・・・・・・・』
やる気あんのかよ
『・・・・・・・・・・・・・』
金返せ
(おじいちゃん)・・・・・・・・・・・・・・
(くま)『・・・・・・・・・・・・・』
・・・・・・・・・・・・・・
『・・・・・・・・・・・・・』
・・・・・・・・・・・・・・
『・・・・・・・・・・・・・』
・・・・・・・・・・・・・・
『・・・・(あんたにゃ負けたよ)』
「我に自由を!」
「お客さん、こっち、来ないねー」
「来ないねー」
「でも、人気があるのも大変だよねー」
「大変だよねー」
「僕たち、のんびり出来ていいねー」
「いいねー」
「ねーーー(*´・ω・)(・ω・`*)」
『見終わった方は、速やかに前に進んで下さぁ~~~い!』
・・・という従業員の叫び声も空しく響く。
ここは・・・
来る者を魅了する、アザラシの館。
「ここならゆっくり見られるねー」
「ねー(*´・ω・)(・ω・`*)」
ここでは、みんな良い顔になるんだよ(^^)
〜おわり〜